茶の湯の空間
松下村塾
幕末を代表する思想家「吉田松陰」は、明治維新をおこした志士たちをこの小さな学舎で育てました。若き日の山県有朋、伊藤博文、品川弥次郎はここから巣立ったのです。松陰がここで弟子に教育したのはわずか2年半でした。敵塾の緒方洪庵とならんで、幕末の偉大な教育者です。
玉川学園創立者小原國芳には、吉田松陰の松下村塾における塾生の切磋琢磨の勉学のイメージが強く念頭にありました。
昭和40年代に大学生有志がかかわって模築された松下村塾は、当時の面影も十分に残しながら、2012年7月に現在の姿となりました。

茶の湯の空間

  玉川「夢」茶会 会記

本  席
席 主 小原 芳明
道具組
文化・芸術展コーディネーター 森 孝 一
掛 物
小原國芳筆 「夢」一字
花 入
遊玄陶塊石
松崎 健
村松 文彦
香 合
黒檀銀象嵌
松﨑 融
風炉釜
銀製 夢
根来 琢三
結 界
遊玄
松崎 健
長 板
真塗
水 指
朝鮮唐津口三角
德澤 守俊
茶 器
朱塗金輪寺
松﨑 融
茶 碗
小原國芳筆 「敬」とあり
茶 杓
栃拭漆銀線文 銘 オヤジ
松﨑 融
替茶碗
茜織部
瀧口 喜兵爾
黒唐津
德澤 守俊
耀変志埜陶塊石
松崎 健
碧煌彩 宙
加藤 令吉
大樋窯変
十一代大樋長左衛門
金彩正燕支
小山 耕一
奥多摩川土
工藤 順子
建水
伊羅保釉
工藤 順子
蓋置
小山 耕一
小原 國芳 筆

Obara Kuniyoshi

掛物
小原 國芳 筆
Obara Kuniyoshi
作品名
「夢」一字
松崎 健

Matsuzaki Ken

花入
松崎 健
Matsuzaki Ken
卒年
文学部芸術学科陶芸専攻 1972
作品名
遊玄陶塊石花器
ユウゲントウカイセキカキ
松﨑 融

Matsuzaki Tohru

香合
松﨑 融
Matsuzaki Tohru
卒年
文学部英米文学科 1967
作品名
黒檀銀象嵌合子
コクタンギンゾウガンゴウシ
根来 琢三

Negoro Takumi

風炉釜
根来 琢三
Negoro Takumi
卒年
文学部芸術学科美術専攻1980
作品名
銀製風炉釜 夢
ギンセイフウロガマ ユメ
曾祖父4代釜彦(佐々木宗彦)、祖父 根来実三(無形文化財保持者)、父 根来茂昌(元工芸会理事/元金工部会長/元文化財保存事業委員会委員)から継承される技法を守りながら、後世に残る釜造りを展開しています。
主な活動歴
1957年 根来茂昌の長男として生まれる
1978年 伝統工芸新作展入選
1980年 玉川大学文学部芸術学科美術専攻卒業
1984年 伝統工芸武蔵野展奨励賞受賞
1986年 日本伝統工芸展入選
現在 遠州流職方向栄会常任理事
松崎 健

Matsuzaki Ken

結界
松崎 健
Matsuzaki Ken
卒年
文学部芸術学科陶芸専攻 1972
作品名
遊玄
ユウゲン
德澤 守俊

Tokusawa Moritoshi

水指
德澤 守俊
Tokusawa Moritoshi
卒年
農学部農学科1967
作品名
朝鮮唐津口三角水指
チョウセンカラツクチサンカクミズサシ
松﨑 融

Matsuzaki Tohru

薄器
松﨑 融
Matsuzaki Tohru
卒年
文学部英米文学科 1967
作品名
朱塗金輪寺茶器
シュヌリキンリンジチャキ
小原 國芳

Obara Kuniyoshi

茶碗
小原 國芳
Obara Kuniyoshi
作品名
文字入り茶碗 敬
松﨑 融

Matsuzaki Tohru

茶杓
松﨑 融
Matsuzaki Tohru
卒年
文学部英米文学科 1967
作品名
栃拭漆銀線文茶杓
トチフキウルシギンセンモンチャシャク
瀧口 喜兵爾

Takiguchi Kiheiji

茶碗
瀧口 喜兵爾
Takiguchi Kiheiji
卒年
農学部農学科1960
作品名
茜織部茶碗
アカネオリベチャワン
2寸7分 x 3寸8分
大失敗の窯焚から発見する事の出来た緑でも黒でも無い美しい茜の色をした織部。桃山から時空を越え平成に生まれ出た新しい織部の茜色。六十年織部を焼き続け得る事の出来たこの茜色は、窯神からの贈り物です。ご高覧ください。
主な活動歴
1986年 京都野村美術館個展
1989〜2014年 日本橋・三越・壺中居にて各年個展
2007年 日本橋壺中居 開窯40周年記念展
2014年 日本橋壺中居 喜寿記念展
受賞歴
2013年 岐阜県伝統工芸文化継承者顕彰受賞
2018年 可児市重要無形文化財(織部)認定
德澤 守俊

Tokusawa Moritoshi

茶碗
德澤 守俊
Tokusawa Moritoshi
卒年
農学部農学科1967
作品名
黒唐津茶碗
クロカラツヂャワン
松崎 健

Matsuzaki Ken

茶碗
松崎 健
Matsuzaki Ken
卒年
文学部芸術学科陶芸専攻 1972
作品名
耀変志埜陶塊石茶盌
ヨウヘンシノトウカイセキチャワン
加藤 令吉

Katou Reikichi

茶碗
加藤 令吉
Katou Reikichi
卒年
文学部芸術学科美術専攻 1976
作品名
碧煌彩茶碗 宙
ヘキオウサイチャワン チュウ
十一代大樋長左衛門
(年雄)

Toshio Ohi Chozaemon XI

茶碗
十一代大樋長左衛門(年雄)
Toshio Ohi Chozaemon XI
卒年
文学部芸術学科美術専攻 1981
作品名
大樋窯変茶盌
オオヒヒョウヘンチャワン
小山 耕一

Tokusawa Moritoshi

茶碗
小山 耕一
Tokusawa Moritoshi
卒年
文学部芸術学科美術専攻 1983
作品名
金彩正燕支茶碗
キンサイショウエンジチャワン
工藤 順子

Kudou Junko

茶碗
工藤 順子
Kudou Junko
卒年
文学部芸術学科美術専攻 1984
作品名
奥多摩川土
オクタマガワツチ
工藤 順子

Kudou Junko

建水
工藤 順子
Kudou Junko
卒年
文学部芸術学科美術専攻 1984
作品名
伊羅保釉
イラボユウ
小山 耕一

Koyama Kouichi

蓋置
小山 耕一
Koyama Kouichi
卒年
文学部芸術学科美術専攻1983
作品名
金銀彩蓋置
キンギンサイフタオキ
5.5 × 5.5 × 5.5 cm

小原記念館
玉川学園校内の小高い聖山の中腹に、創立者小原國芳が過した住居がありました。國芳は、ここで学生や教員と語り合い、数多くの著作を生み出しました。
同窓生にとって思い出深いこの家は、往時の様子を残しながら「小原記念館」として、2017年に改装されました。
2階に上がる階段からは、國芳が生活していた頃と同様の居住スペースを展示室として開放し、創立当時の様子を含めた貴重な資料などを展示しています。
文化・芸術展では、2階の和室に陶芸の展示をおこなっています。
小原芳明

Obara Yoshiaki

小原記念館ステンドグラス
小原芳明
Obara Yoshiaki
六つの円形ガラスにて、 本学の教育理念である「真・善・美・聖・健・富」価値を表しております。 「聖」にあたる三番目の青色円形ガラスを一番大きくデザインし、全人教育の価値を表現するとともに、それらを包む半透明のガラスにさりげなく三本線を彫り込み、合わせてみることで校章を感じられるものと致しました。

青いガラスが並ぶ中に一つだけ「ユリの花」が施された円形ガラスは、158cmの高さに取り付けておりますが、この高さは小原國芳先生の身長にあたり、訪れた来訪者に國芳先生を等身大で感じて欲しいという願いが込められています。
また、信先生が大好きだった「ユリの花」のガラスとすることで、小原記念館に訪れたお客様が最初にお二人のお出迎えを感じていただける場面となります。

この「ユリの花」のガラスは、小原芳明学長が自ら製作された吹きガラス作品となります。
世代を超えた想いがここにも凝縮されています。
松﨑 融

Matsuzaki Tohru

木漆
松﨑 融
Matsuzaki Tohru
卒年
文学部英米文学科 1967
作品名
黒漆朱象嵌丸盆
クロウルシシュゾウガンマルボン
2.7 x 55.5 x 55.5 cm
普通、漆は幾度となく塗り重ねる「塗りの工程」があり、その塗りで終わりますが、私の作品は、その後に「研ぎ出し」という作業を行い、自分らしさを表現しています。
略歴
1944年 東京梅ヶ丘に生まれる
1967年 玉川大学文学部英米文学科卒業
1974年 陶芸家・島岡達三の指導を受ける
1983年 国画会新人賞受賞 88 国画会会友優作賞受賞
2002年 「ミラノ・サローネ2002」内田繁展参加(イタリア)
2003年 ニューヨーク・メトロポリタン美術館「Oribe展」に出品
2005年 国画会工芸部監査員長に就任
2008年 CHANO-YU Shigeru Uchida & 7artists(一穂堂ニューヨーク2005.2012)
2011年 「ダニエル・オスト花の祭典」にて花器を担当
根来 琢三

Negoro Takumi

釜師
根来 琢三
Negoro Takumi
卒年
文学部芸術学科美術専攻1980
作品名
銀製皆具一式
ギンセイカイグイッシキ
髙橋 正晴

Takahashi Masaharu

彫刻
髙橋 正晴
Takahashi Masaharu
卒年
文学部芸術学科美術専攻1973
作品名
教育者像(小原國芳先生)
キョウイクシャゾウ(オバラクニヨシセンセイ)
岡田 歩

Okada Ayumi

染色
岡田 歩
Okada Ayumi
卒年
文学部芸術学科美術専攻1997
作品名
朝顔・昼顔
アサガオ・ヒルガオ